頬や額がずっとリンゴのように赤い・・・
そんな症状に悩んでいませんか?
そういった症状は『赤ら顔』『酒さ』と言うらしいわ。

キラミ
症状を気にして自己治療で改善しようとする人もいますが、あまりおすすめできません。
なぜなら誤ったケアをし続けてしまうと、治らないどころか悪化してしまう恐れがあるからです。

まいこ
じゃあどうやって治すの?レーザーとかだとちょっと怖く感じるけど大丈夫?痛くないのかな…。
赤ら顔の種類によってはレーザー治療の必要もありますが、化粧品やサプリメントを購入するのと違って医療機関に行くのは抵抗感のある人もいるでしょう。
そこで今回は、赤ら顔の治療法について徹底解説していきます。
実際の施術の流れから、治療の安全さについても解説してるから参考になると思うわ。

キラミ
目次
赤ら顔になぜなってしまうの?

赤ら顔と一言にいっても様々なタイプがあります。
皮膚が薄く天性的な赤ら顔もあれば、ニキビなどの肌荒れによってなってしまうことも。
基本的に赤ら顔は、恥ずかしさや逆立ちをしたときに一時的に顔が赤くなる症状の事ではなく、常日頃から顔が赤くなっていることを指します。
赤ら顔は、その原因と種類によって治療法が変わってくるので、まずは赤ら顔の原因から見ていきましょう。
赤ら顔の原因
赤ら顔の原因は大きく分けて以下の3種類です。
- 毛細血管拡張症
- 強い摩擦や脂漏性皮膚炎
- ニキビ、ニキビ跡
お酒を飲むと顔が赤くなる人がいますが、あれはアルコールが分解されずに血管を回ることで血管が拡張され顔が赤くなるため一時的です。

まいこ
まだまだはっきりとした原因がわかっていない部分もあるようね。
脂漏性皮膚炎は、皮脂が酸化して肌に刺激を与えることで炎症を起こします。
強い摩擦も肌に刺激を与えることで、炎症を引き起こすので、赤ら顔の原因のひとつは『炎症』と言えますね。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が盛んで肌がゴワついているのにも関わらず、水分不足でカサカサしていることが特徴です。
しかも治りにくいことで知られていて、ストレスや気温の変化で再発しやすいので、日々の生活に気を使う必要があります。
脂漏性皮膚炎は皮脂の出やすい頭皮、鼻のわきなどTゾーンに出やすい症状よ。

キラミ
ニキビに関しても、皮膚の組織にダメージを与え炎症を起こすため、赤ら顔の原因となります。
特にニキビやニキビ跡から起こる赤ら顔は、治療に半年から1年以上かかると言われているので、早めに始めることが重要です。

まいこ
赤ら顔といってもいろんな種類と原因があるのね。
必要なのはまず自分の赤ら顔のタイプを知ること!わからなかったり不安な場合は専門家に聞くといいわね!

キラミ
赤ら顔の治療法

赤ら顔の治療は、赤ら顔の種類によって違います。
なのでここでは、先ほど解説した赤ら顔になる大きな3つの原因別で解説していきますね。
毛細血管拡張症による赤ら顔の治療法
毛細血管拡張症による赤ら顔を治療するときは主に以下3つの選択肢があります。
名前だけ聞いてもわからないので、一つずつ丁寧に解説していくわね!

キラミ
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルとは、IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる広範囲の光を照射する治療の事です。
赤ら顔は毛細血管のヘモグロビンの赤い色素が透けて見えることが原因です。
フォトフェイシャルは、赤い色素に反応する黄色い光を照射することによって血管が収縮し、赤ら顔を治療します。
このレーザーは、ヘモグロビンだけではなくシミ、そばかすの原因でもあるメラニン色素にも効果があるのが特徴。
メリット | ダウンタイムがない 肌へのダメージや痛みがほとんどない |
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デメリット | 1回の施術で終わらない 3~4週間に1度のペースで受ける必要がある |
コスト | 初回は1~3万程度 2回目以降は2~3万程度 |
メラニンにも効果があるので、シミやそばかすなどの肌トラブルにも嬉しいわね♪

キラミ
ジェネシスによる治療
ジェネシスとは、『ロングパルスNd:YAGレーザー』という米キュテラ社で開発されたレーザー治療器を美肌再生用にプログラミングして、治療を行うレーザー治療です。
皮膚から1~2cm離して光を照射し、表皮層に作用することで肌の代謝を促します。
この治療法も、肌の表皮層に働きかけるため様々な肌トラブルを改善することができることも特徴の1つ。
メリット | ダウンタイムがない 肌へのダメージや痛みがほとんどない 1回の施術で効果を実感できる |
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デメリット | 1回の施術で終わらない 3週間に1度のペースで受ける必要がある |
コスト | 初回は1万以下 2回目以降は1~2万程度 |
一回の施術で効果を実感でき、ダウンタイムもほとんどないのが嬉しいポイントね!

キラミ
色素レーザー(Vビーム)による治療
Vビームは毛細血管拡張症で最も多く使われる治療法の1つです。
厚生労働省からの承認も得ている医療機器なので安心して治療することが可能。
色素レーザーは赤い色に反応するレーザーなので、赤みの原因になる血管中のヘモグロビンに作用し、異常な血管やヘモグロビンを吸収することで症状を改善します。
また、毛細血管拡張症は保険適用なので3割負担で治療を受けれることもポイント。
メリット | 安全性が高い 保険適応される |
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デメリット | 治療後に腫れる場合がある 3カ月に1度しか治療を受けられない |
コスト | 1回目あたり1~2万程 ※3割負担の場合 |
赤ら顔の治療は、原因によっては保険適用される場合もあるのよ。治療方法は必ず先生とよく相談してね。

キラミ
脂漏性皮膚炎による赤ら顔の治療法
脂漏性皮膚炎を治療する場合は、基本的にステロイド外用薬を使用します。
また、『マラセチア菌』が関係している場合は、抗菌薬の塗り薬や飲み薬の処方されることもあるでしょう。
メリット | 外用薬や処方薬で治療できる |
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デメリット | 毎日使用するなど手間がかかる |
コスト | クリニックによって差がある |
ステロイドと聞くと、副作用を心配する人も多いと思いますが現在は研究も進んでいるので、大きな心配はありません。
しかし、長期間使用してしまうと皮膚が薄くなり、毛細血管が拡張して塗ったところに赤みが出るという副作用があります。

まいこ
絶対にお医者さんに相談してからじゃないと使っちゃダメね。
脂漏性皮膚炎は再発しやすいから、生活習慣の改善が必要よ!ストレスを溜めたり睡眠不足にならないようにしてね。

キラミ
ニキビ跡による赤ら顔の治療法
ニキビ跡による赤ら顔の治療法は、主に以下の3種類があります。
『レーザー治療』と『光治療』は毛細血管拡張症での治療法とかわりません。
なので『ピーリング』と『内服薬』での治療のみを詳しく解説していきます。
ピーリングによる治療
ピーリングによる治療法は、薬剤を使って角層の一部をはがし皮膚の再生能力によって赤ら顔を改善します。
ケミカルピーリングの中でも「グリコール酸」を使ったピーリングと、「サチリル酸マルゴール」を使った2種類のピーリングがあります。
グリコール酸を使ったピーリングは、一般的に知られるケミカルピーリングで、強弱の調整も可能なので安全かつ効果的。
しかし、薬剤が合わなかったり、治療後に肌が赤くなるという症状が出てしまいます。
それに対して作られたのがサチリル酸マルゴールを使ったピーリング。
赤みやカサつきなどの副作用が出ることが少ないため、安心して使用することができます。
メリット | 副作用が起こりにくい |
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デメリット | 薬剤が合わないと赤くなる |
3週間から1ヵ月に1回、トータルで4~6回くらの治療が必要よ。

キラミ
内服薬による治療
ニキビ跡による赤ら顔の場合、内服薬で治療を行うこともありその際に処方される薬は大きく分けて以下の3種類。
基本的にニキビは、アクネ菌などの最近によっておこる症状なので、抗生物質は効果があります。
ただし抗生物質によっては、めまいなどの副作用を引き起こす可能性があるので医師の診断の元服用するようにしましょう。
ニキビ跡の治療は、新しいニキビを作らないことが最も重要なの。だから抗生物質は効果的に赤ら顔を治療することができるわ。

キラミ
漢方は天然の生薬を使用しているので、副作用の心配がありません。
赤ら顔の治療には、以下のような3種類の漢方が使用されることが多いです。
十味敗毒湯 (ジュウミハイドクトウ) | 高い抗酸化作用 |
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荊芥連翹湯 (ケイガイレンギョウトウ) | 血流循環を整える ビタミンB2やB6と併用すると効果が高まる |
清上防風湯 (セイジョウボウフウトウ) | 12種類の生薬から構成 熱を取り除く、炎症を抑える |

まいこ
漢方のほかに、抗酸化作用のあるビタミンCも良さそう!
正解よ!それにビタミンB2やビタミンB6も処方されることが多いわね!

キラミ
ニキビ跡による赤ら顔の治療は、新しいニキビを作らないことが重要なので、生活習慣を見直すことに加えてサプリメントやビタミン剤を取るのも良いですね。
赤ら顔を治療するときの流れ

赤ら顔を治療するときの流れを見ていきましょう。
もちろん、クリニックや治療法によって流れは変わりますが、一般的な治療の流れをご紹介します。
①問診表の記入・カウンセリング
まずは問診表を記入して、医師によるカウンセリングが行われます。
その際は以下の内容を聞かれることが多いです。
レーザー治療など、初めての治療の場合は不安なことが多いでしょう。疑問点をすべて聞くといいわね!

キラミ
②洗顔
レーザー治療や光治療を行う場合、レーザーが乳液や日焼け止めに反応する場合があります。
治療部位が狭い場合は、その部分だけ落としても良いですが、基本的に顔全体を洗顔するようにしましょう。
洗顔料はクリニックに置いてあるので持参する必要はありませんが、持参して自分の洗顔料を使っても問題ありません。
肌の状態を確認する必要があるから問題なければ化粧はしていかないほうがいいと思うわ。

キラミ
③治療を行う
ベットに横になり治療を行います。
施術によっては麻酔を使うものもありますが、基本的に麻酔なしの治療が一般的です。
治療時間は5分から10分程度。
輪ゴムではじかれている感覚と感じる人が多いようですね。
気になる場合は、クリームタイプの弱い麻酔を使用することもあるのよ。

キラミ
④治療後の処置
治療した後は、肌が敏感になっているため冷やしたローションを塗り、肌を保護します。
治療後1時間くらいは肌に赤みを帯びることもありますが、すぐにひくのですぐにお化粧をして自宅に帰ることも可能です。
当日の入浴や洗顔も普通に行って問題ないわ。心配な場合は医師に聞くといいわね。

キラミ
⑤経過観察のために再び来院
初回の治療の場合のみ、約2週間後に経過観察を行う必要があります。
治療が2回目以降の場合は、次回の治療と一緒に経過観察を行うので治療途中に来院する必要はありません。
特に問題なければ、カウンセリングで決めた治療法に沿って照射を重ねていきます。
ちゃんとした専門医が丁寧に治療してくれるからそんなに心配することはないわ。それでも不安な場合は医師に尋ねることが大事よ。

キラミ
赤ら顔の治療まとめ

赤ら顔の治療について、種類別に解説してきました。
わかりやすいようにまとめてみましょう。
- 赤ら顔には主に3種類の原因がある
- 毛細血管拡張症の場合は3種類の治療法がある
- 脂漏性皮膚炎の場合は外用薬と内用薬で治療
- ニキビ跡の場合は4種類の治療法があります
赤ら顔にも様々な原因があり、その原因によって治療法が異なります。
人によって肌は大きく差があるので、気になる場合はまず医師に相談するのが良いですね。
赤ら顔は見た目にもはっきりとわかってしまうので、コンプレックスに感じる人も多いかと思います。
治療を不安に感じても、コンプレックスを抱えて悩むよりかずっと良いです。
ぜひ、未来のあなたの笑顔のために行動を起こしてみましょう!