「市販の化粧水を使うと、ヒリヒリする」
「ちょっとしたことで肌がチクチクと反応する」
「季節の変わり目や生理周期で肌が荒れる」
そんなお肌のお悩み、ありませんか?
髪の毛が触れただけで肌がチクチクしたり、季節の変わり目で肌が荒れたりするなどの症状は全て、敏感肌の特徴です。敏感肌は肌のバリア機能が低下して、外部刺激に弱くなることで起こります。
敏感肌だからこそ、慎重な化粧水選びが重要です。ですが、敏感肌用の化粧水はプチプラからデパコスまで幅広く、どれを選べば良いのか迷いますよね。
そこで今回は、敏感肌でも安心して使用できる化粧水の選び方や、おすすめの化粧水を7つご紹介します。記事の後半では敏感肌を予防する方法もご紹介しています。ぜひ最後まで読んで、敏感肌にぴったりな化粧水選びに役立ててくださいね。
目次
敏感肌のタイプに合ったものを選ぶ

敏感肌とは、肌の表面にある皮脂膜や角質層が乱れ、肌に水分を閉じ込められなくなることで乾燥し、肌のバリア機能が低下することで起こる肌トラブルです。肌のバリア機能が低下すると外部からの刺激に弱くなり、髪の毛やホコリなど、普段なら問題にならないようなものが原因になり、肌が荒れてしまいます。
一度敏感肌になると、肌のターンオーバーが乱れ、未熟な肌が生まれやすくなります。未熟な肌は外部からの刺激に弱いので、より敏感な肌質になってしまうという負の連鎖が起こります。これが敏感肌からなかなか抜け出せない要因のひとつです。
ですが、しっかりとした保湿を心がけてターンオーバーが正常になるように促せば、敏感肌は改善します。
敏感肌には大きく分けて3つのタイプがあります。同じ敏感肌でもタイプによってケアの仕方や化粧水の選び方が違うので、注意が必要です。
ここでは敏感肌の3つのタイプについて、くわしく解説していきます。
乾燥性敏感肌

洗顔後に肌のつっぱりを感じたり、すぐにケアしないと肌が粉をふいたようになってしまったりするタイプの敏感肌です。
セラミドが不足しているため肌のバリア機能がうまく働かず、外部刺激によって肌荒れを起こしやすい状態になっています。カサカサになり皮がむけてしまう場合もあり、水分も油分も不足しがちなので、十分な保湿が必要です。
乾燥性敏感肌の人は、保湿性の高いセラミドやアミノ酸(ペプチド)、ヒアルロン酸などの成分が入っているものを選ぶのが良いでしょう。
脂性敏感肌

毛穴の詰まりや黒ずみが気になったり、ニキビが出来やすかったりするタイプの敏感肌です。
原因は、肌のバリア機能が低下して肌が乾燥してしまうこと。肌が乾燥すると、肌が水分不足を補おうとして皮脂を分泌させ過ぎてしまい、肌が脂っぽくなり荒れてしまいます。
意外に思うかもしれませんが、オイリーな肌になる元々の原因は肌の乾燥なので、きちんと保湿をしてあげることが大切です。使用する化粧水は油分が少なく、さっぱりしたものの方が良いでしょう。また、ニキビが出来やすくなってしまうので、保湿効果に加えて、殺菌効果や消炎作用のある化粧水がおすすめです。
不安定肌

季節の変わり目や生理周期など、環境や体調の変化が原因で肌の調子が揺らいでしまうタイプの敏感肌です。特に夏から秋、冬から春などの季節の変わり目にはバランスを崩しやすく、花粉やハウスダストなどのアレルゲンにより肌トラブルが酷くなってしまう場合もあります。
いつもと同じスキンケアをしていると、肌が揺らいだ時期には刺激が強く、肌荒れが悪化してしまうことも。自分の肌の調子に合わせて、スキンケアを変えると良いでしょう。その際には配合されている成分がなるべくシンプルなものを選ぶと、肌への刺激が抑えられるのでおすすめですよ。
敏感肌の化粧水の選び方

敏感肌の人は、以下の5つの点に注意して化粧水を選ぶことが大切です。
- 低刺激
- アルコールフリー
- 無香料・無着色
- 弱酸性
- 保湿性の高いもの
敏感肌は、主に肌のバリア機能が低下して肌が乾燥することで起こります。外部刺激に弱くなっている状態ですので、肌に刺激になる可能性があるものは避け、保湿性の高いものを選ぶのがポイントです。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合されているものが良いでしょう。
また、添加物が入っておらず、オーガニックや天然成分の化粧水でも、肌には刺激になることも。たくさんの成分が配合されていると、相乗効果で刺激が強くなっている場合もあります。肌が特に敏感になっているときは、なるべくシンプルな配合のものを選びましょう。
また、新しい化粧水をつけるとき、いきなり肌につけるのはおすすめしません。まずは二の腕の内側などの柔らかく目立たない場所に少しつけて、パッチテストをすると安心ですよ。
敏感肌におすすめの化粧水7選
敏感肌には、低刺激で保湿性の高いものが有効です。ここでは、敏感肌用でおすすめの化粧水を7つご紹介します。どの化粧水も敏感肌にもやさしいと評判も高いです。
今まで化粧水選びに失敗してきた人にも、ぜひ試して欲しいものばかりをピックアップしました。ご自身の肌質にぴったりなものを探してみてくださいね。
dプログラム モイストケアローションMB

美肌菌でしっとり美肌に導く化粧水
どんなひとの肌にも存在し、24時間肌をきれいに保ってくれる役割のある美肌菌。dプログラムは、健やかな肌へ導く美肌菌に着目した、今までにない化粧水です。敏感肌に嬉しい低刺激設計は、肌本来の美しさを引き出し、思わず触れてしまいたくなる肌になるでしょう。
モイストケアローションMBは、特に乾燥しやすいお肌に向いている化粧水ですが、他にも水分と油分のバランスを取ってくれるものや、年齢肌に効果的なものなど合計で5種類あります。自分に合った化粧水を選べるのも特徴です。
価格 | 3,740円 (税込)※公式サイト |
容量 | 125mL |
有効成分 | トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム |
刺激物 | フェノキシエタノール(ほとんどなし) 1,3-ブチレングリコール(かぶれる場合も) |
おすすめポイント | 美肌菌に着目した敏感肌用化粧水 |
- 肌のかさつきが気になる人
- 乾燥して肌があれたり粉をふいたりしてしまう人
商品はこちら>>dプログラム モイストケアローションMB
キュレル 化粧水Ⅲとてもしっとり

とてもしっとり潤う使い心地
アルコールフリーの低刺激な化粧水。うるおい成分が肌の深くまで浸透し、なめらかでみずみずしい肌を保ちます。さらっとした使い心地で、ベタつきません。こちらは化粧水Ⅲで最も保湿効果の高いものですが、他にⅠとⅡもあり、肌の状態で適切なものを選べます。消炎作用があるため肌あれによく効き、ニキビも落ち着いたと評判も良いです。
価格 | 1,980円(税込)※Amazon価格 |
容量 | 150ml |
有効成分 | アラントイン |
刺激物 | パラベン(まれに赤みが出る場合あり) |
おすすめポイント | 消炎作用があるので、脂性敏感肌でも使える |
- ニキビなどの肌あれがなかなか治らない人
- 長時間うるおいが続いて欲しい人
商品はこちら>>キュレル 潤浸保湿 化粧水 III とてもしっとり 【医薬部外品】
アクセーヌ モイストバランスローション

ベタつかずに一日中うるおいが続く化粧水
ヒアルロン酸Naなどの保湿成分がたっぷり入った、人気ブランドアクセーヌの化粧水。水のようなさらさらとしたつけ心地ですが、しっかり保湿をしてくれます。低刺激・ノンアルコール・無香料・無着色と、敏感な肌にとって非常に嬉しい設計。ノンコメドジェニックテスト済みなので、ニキビの元であるコメドも出来にくく、脂性敏感肌の人でも安心して使えます。
価格 | 6,050円 (税込)※公式サイト |
容量 | 360ml |
有効成分 | BG、ヒアルロン酸Na |
刺激物 | メチルパラベン(まれに赤みが出る場合あり) セタノール(まれにアレルギー反応あり) |
おすすめポイント | 業界最小レベルの超微細ナノカプセル化技術で、角質層のすみずみまでたっぷりと浸透 |
- 乾燥が気になる人
- ニキビが出来やすい人
商品はこちら>>アクセーヌ モイストバランスローション
イプサ ザ・タイムR アクア

みずみずしい感触を持続させる薬用化粧水
キメを整え、うるおった肌を求めている人にぴったりの化粧水です。保湿成分がたっぷり入っており、乾燥状態に応じて水分を与えて逃さないので、うるおった肌の状態が持続します。水分と油分のバランスも整うので、テカリが気になる人にもおすすめです。
水やうるおいをイメージしたボトルもおしゃれ。部屋にそのまま置いておいても、インテリアやお部屋の雰囲気を邪魔しません。
価格 | 4,400円(税込)※公式サイト |
容量 | 200ml |
有効成分 | トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム |
刺激物 | フェノキシエタノール(ほとんどなし) 1,3-ブチレングリコール(かぶれる場合も) |
おすすめポイント | 保湿成分たっぷり。ボトルがおしゃれ。 |
- 肌のテカリや大人ニキビを対策したい人
- 肌にうるおいが足りない人
商品はこちら>>イプサ タイムRアクア
無印良品 化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ

高コスパ!乾燥が気になる敏感肌に
岩手県釜石の天然水を使用したスキンケアシリーズ。超軟水を使用しており、さっぱりしているのにやさしいつけ心地です。200mlの容量で650円なので、値段を気にすることなく使用できます。化粧水はたっぷり使うとより効果的で、こちらは3回の重ねづけがおすすめされています。
保湿性の高いヒアルロン酸も配合されており、肌にやさしくコスパが良いと評判の化粧水です。
価格 | 690円(税込)※公式サイト |
容量 | 200ml |
有効成分 | ポリクオタニウム-51、スベリヒユエキス、グレープフルーツ種子エキス、 ヒアルロン酸Na |
刺激物 | フェノキシエタノール(ほとんどなし) |
おすすめポイント | コスパが抜群によく、刺激物がほとんど入っていない |
- コスパが良い化粧水が欲しい人
商品はこちら>>無印良品 化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ
IHADA 薬用ローション

高精製ワセリンで外部刺激から肌を守る
イハダの薬用ローションに使われているのは、特別な技術により限りなく不純物を取り除いた高精製ワセリン。素早く肌を保護するだけでなく、水分が逃げていくのを抑え、肌のうるおいを保ちます。低刺激な設計になっており、肌あれやニキビなどの肌トラブルも防いでくれます。
価格 | 1,650円(税込)※公式サイト |
容量 | 180ml |
有効成分 | アラントイン、グリチルリチン酸塩 |
刺激物 | フェノキシエタノール(ほとんどなし) |
おすすめポイント | 高精製ワセリンでうるおい力抜群 |
- くりかえす肌トラブルを防ぎたい人
- 乾燥から肌を守りたい人
商品はこちら>>IHADA 薬用ローション
資生堂 2e(ドゥーエ)化粧水

50年以上の敏感皮膚研究の実績あり
50年以上にわたり敏感皮膚研究を続けてきた資生堂の、低刺激スキンケアブランドです。敏感肌で悩んでいる人の協力のもと、何度もテストを行った実績があります。うるおいバリアをサポートする成分を配合しており、角質深くまでうるおうので、乾燥をくりかえしません。
限りなくシンプルに絞った厳選素材を使用しており、今までスキンケアに失敗していた人にも好評です。
価格 | 2,200円(税込)※公式サイト |
容量 | 140ml |
有効成分 | キシリトール |
刺激物 | フェノキシエタノール(ほとんどなし) |
おすすめポイント | 配合されている成分が11種類のみと少ない |
- 低刺激の化粧水を求めている人
- スキンケアに自信がない人
商品はこちら>>資生堂 2e化粧水
敏感肌のお手入れのコツ

スキンケアの基本は、洗う・補う・守るです。この3つを正しく行うことが、美肌に近づく秘訣とも言えます。敏感肌の場合にもこの原則はあてはまりますが、低刺激を心がけないと逆に肌があれてしまう可能性があります。
敏感肌は外部刺激に弱いので、なるべく刺激を与えないようにケアするのが重要です。敏感肌は乾燥が原因で肌あれが起こるので、十分な保湿も必要です。
ここでは、敏感肌の洗顔のコツと敏感肌を予防する方法についてご紹介します。
やさしい洗顔がおすすめ

洗顔の際に、強くこすってしまったり洗浄力の高い石鹸を使ったりしてしっかりと洗いすぎてしまうと、必要な皮脂を奪ってしまう場合があります。
敏感肌におすすめの洗顔のポイントは以下の4つです。
- 手で強く擦らない
- 32℃程度のぬるま湯で洗う
- 石鹸はよく泡だてて使う
- 洗顔後、すぐにスキンケアをする
洗顔は、しっかり泡だてて泡で洗うイメージでやさしく洗いましょう。
その際のお湯の温度は32℃を目安にすると、必要な皮脂を落とさずにきれいに洗えます。
洗顔後、化粧水をつけるときにも手でゴシゴシ擦らず、やさしく抑えるようにつけると良いですよ。こうすることでお肌にダメージが少なく、より効果的に化粧水をつけられます。さらに乳液などで化粧水を閉じ込めると効果的。化粧水をつけた後には、必ず乳液もつけるようにしましょう。
生活習慣の改善が美肌に導く
肌トラブルを減らすためには、日頃の生活習慣を見直すことも有効な手段です。
特に以下の4つの点に気をつけると効果的ですよ。
- ストレスを減らし、睡眠時間を確保する
- 栄養バランスの取れた食事に気をつける
- 紫外線に注意する
- 禁煙する
敏感肌の肌あれを抑えるためには、紫外線やアレルゲンなどの外部刺激を少なくすることに加えて、身体の内部から肌の調子を整えることが重要です。規則正しい生活を心がけ、睡眠時間を確保することが美肌への近道になります。上質な睡眠を得られるように、寝る前にはスマホやPCを見ないようにするなどの工夫するのも良いでしょう。
また、肌が生まれ変わる周期であるターンオーバーは、だいたい4〜6週間。なかなか効果が出ないと思っても、肌に異常が出たり悪化したりしないのであれば、6週間程度は同じ化粧水を使い続けると効果を実感できる可能性がありますよ。
それから、肌の修復にはビタミンの働きが欠かせません。喫煙はビタミンを壊してしまうので、タバコを吸う方には禁煙が効果的です。
うるおいのある美肌を目指すには、1日3食のバランスの取れた食事が大切です。タンパク質は肌細胞の生成を、ビタミン類は免疫力を高め新陳代謝を促進し肌を保護する役割があります。
まとめ

今回は、敏感肌の人のための化粧水についてくわしくご紹介しました。
敏感肌は、乾燥により肌のバリア機能が低下し、外部刺激に弱くなってしまうことで起こります。紫外線や花粉などのアレルゲンによる刺激でも肌があれてしまいます。
敏感肌の人は以下の5つのポイントを抑えて化粧水を選ぶと良いでしょう。
- 低刺激
- アルコールフリー
- 無香料・無着色
- 弱酸性
- 保湿性の高いもの
また、特に肌が敏感になっている場合には、配合されている成分がなるべく少ないものを選ぶのがおすすめです。より刺激が少なく、安心してあれた肌をケアできます。
うるおいのあるキメ細かな美肌になるには、日々の生活習慣の改善も必要です。栄養バランスの取れた食事と上質な睡眠が肌質向上のカギになります。
正しいスキンケアと化粧水選びで敏感肌を改善し、うるおいのある素肌を取り戻しましょう。